「明日、早いんですか?」伊東美咲出演の資生堂マキアージュCM「エロスなクチビル」 [CM]
「恋なんて いわば エゴとエゴのシーソーゲーム」
と、桜井和寿が「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ 」で唄っているように、
恋は時として「駆け引き」を楽しむゲームのような感覚を持っているのではないでしょうか。
めんどくさいことが苦手な男性の多くは、
「好きなら好きって「男らしく」スパッと伝えてしまうのが一番だろう」
と、思っているかたも多いような気がしますが、
どちらかというと女性にとっては
「相手との駆け引き」
は、恋愛の「楽しみ」のひとつとなっていることの方が多いように感じています。
(もちろん、そうでない人もたくさんいますが。)
そういった「恋の駆け引き」をたったの15秒で再現することに成功しているのが、現在、放映中の伊東美咲が出演している「資生堂マキアージュ」のCMです。
①まだ付き合いはじめか、それとも付き合うまえの男女がスタンディングバーで呑んでいる。
②(年下と思われる)男性が、女性に対して「明日、早いんですか?」と問いかける。
③女性は、ちょっと間をおいて男性をみると、その問いには答えず・・
④「明日、早いんですか?」
と、オウム返しのように同じ問いを男性に尋ねる。
⑤予想していなかった答えに、戸惑うような表情をみせる男性。
⑥男性の様子をみて、微笑む女性。
そして、ここで「エロスなルージュ~その輝きに緻密な計算」というキャッチフレーズが挿入される。
ここまで、たったの15秒。
男「明日、早いんですか?」
女「明日、早いんですか?」
と、セリフだけを並べてみると、意味不明なオウム返しが、
スタンディングバーという、舞台。
松田翔太演じる、爽やかな青年。
伊東美咲、演じる、小悪魔っぽい年上の女性。
という、設定によって、こんなにも「駆け引き」を感じるセリフの応酬になるとは!
個人的には、あまり演技が上手ではない伊東美咲がつぶやくことによって
「明日、早いんですか?」
というカタコトのセリフが、「こういうセリフ」を言い慣れていないのかな?と感じさせることに成功していて、
自分のためにちょっと無理をして「こういうセリフ」で誘ってくれているのかも・・
と、妄想してしまうような効果を出しているように感じられて。
もし、これが意図的な演出だとしたら本当に見事としかいいようがない。
また、エロスなルージュというキャッチコピーも、「エロス」という言葉がインパクトがあって、一度、聴いたら忘れられず、CM、商品ともに強烈な印象を与えることに成功していて、それほど、化粧に興味がない知人の女性も「ちょっと使ってみたいなぁ」と零していたほど。
てか、個人的には、このCMを見るたびに、最近、こういうお洒落なバーで呑むのが、ご無沙汰なので、行ってみたいなぁ~と身悶えてしまうんだけども、そういうことを考えるのはきっと、自分だけなのかな(汗)
このCM、いいですね!
こんなシチュエーションないと思いますが、
あったらみたいもんです。
ただ、今だと「パクリじゃん」というツッコミが
漏れなくついてきそうですが。。。
by (2006-08-14 23:39)
>hbouさん
こっちの記事も見ていただいてありがとうございます♪
このCM、演出、音楽、セリフ、シチュエーション、キャスティングとどれも秀逸で流れるとついつい魅入ってしまいます。
たしかに、こんなシチュエーションに一度くらい遭遇してみたいですね~。このCMを観て「パクッてる」人、以外とたくさんいそうですが(笑)
by Cinemanabu (2006-08-15 11:27)