SSブログ

秋に聴きたくなる曲Part2「BASEBALL KID’S ROCK 」浜田省吾 [音楽]

「肩と肘の辺りが痺れてる

 寝返り打つたびに痛む膝 

 眠れない ホテルのベッド

 

 今日で連続7試合ずっと ノーヒット打席が続いてる

 街へ出る 気にもなれない

 

 若いやつらが飢えた目で俺を狙ってる

 記者席じゃシーズンオフのトレード話

(「BASEBALL KID’S ROCK」浜田省吾)

 

 音楽に興味を持ち出した中学のころに、手持ちのCDを聞き飽きて家の中に何かないかと家中探してみつけたのがこの「誰がために鐘はなる」という浜田省吾のアルバム。

 母親が好きで買っていたこのアルバムの中の入っていた「BASEBALL KID’S ROCK」の重くしびれれるくらいにかっこいいギターサウンドと、哀愁ただよう歌詞、そして圧倒的な説得力を持った声に一発でやられた私はこの曲と浜田省吾のファンになってしまった。

 この「BASEBALL KID’S ROCK」が、どうして「秋に聴きたくなる曲」なのか?というと、秋は野球シーズンが終わる季節だからだ。この時期になるとベテラン選手が引退や移籍といったニューズで世間を騒がせる。私は、思い入れを持った選手の引退のニュースを聞くとどうしようもなく寂しくなってこの曲が無性に聴きたくなるのだ。 

  今年も、私が好きな広島カープから野村謙二郎内野手(39)が引退する。

 引退試合の挨拶で「野球は面白いぞ!」と、球場に来ていた子供たちに語りかけた野村は生粋に「野球少年」だったに違いない。39才での引退は決して早い引退ではないけれども、きっといつまでも「野球」を続けていたいという気持ちを持っていたのではないだろうか?

 この「BASEBALL KID’S ROCK」は、冒頭に記したようにベテラン選手が不振にあえいでいる状況説明から始まり、

 

「高く舞い上がるボールも 必ず落ちてくる

 いつユニフォ-ムを脱いでも 悔いなどないけど

 BASEBALL KID 今も BASEBALL KID

 走る 投げる 捕る 打つ シンプルなゲーム

 BASEBALL KID 永遠の BASEBALL KID

 意味などないのさ ただ好きなだけ♪」

 と、野球への屈託の無い愛だけが原動力だったことを吐露するサビへと繋がってゆく。

 歌詞の内容は選手生命のピークを過ぎた選手が、スランプに陥った時に自分の人生にとって野球とは何か?と問いかけるもの。そんなベテラン選手が考え抜いた結果はチームでも、名誉でも、お金のためでもなく「ただ野球が好き」という気持ちだった。

 誰だって、歳を重ねて老いてしまう現実はあるけれどもそれでも「~が好きだ!」というかわらない気持ちもあるってことが人生を重ねていくことへの勇気になるのかな?なんて、感じる一曲です。

 部活動でも草野球でも野球をやれる状況が終わってしまいどうしようもない寂しさを感じている人や、大好きな野球選手が引退して寂しいと感じている人にぜひ聴いて欲しい一曲です。

 

  この「BASEBALL KID’S ROCK」は、あのゴールデングラブ賞を6回も獲得した内野の名手であり、いぶし銀の働きをするバント職人、川相昌弘選手の入場曲としても使用されていたので、もしかしたら聴いたことがある方もいるかもしません。この曲、全部聴くとまた印象が変わるのでちょっとでもいいなと感じた方は丸々聴いてみることをお薦めします☆

 

誰がために鐘は鳴る

誰がために鐘は鳴る

  • アーティスト: 浜田省吾
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/09/29
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。