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人口約320人の島にも郵便局があるということ [政治・経済]

透明に近いブルーに染まった 底が透けて見える海

そこに泳ぐ水族館のような 数え切れない色とりどりの熱帯魚たち

星がない場所のほうが少ないんじゃないかと錯覚してしまうような満点の星に彩られた夜空

沖縄、那覇からでる高速船で約1時間の場所に位置する阿嘉島。
6年前の夏に訪れたその島はまさに絵葉書のような美しさだった。

この夏、ある話題を耳にするたびにその島の風景が強く思い出される。

島の人口は約320人。
島には当然コンビニもなく、小さな民宿やダイビングサービスが数件、売店や飲食店が各3~4件という耳をすませばどこでも波の音が聞こえてくるような静かな静かな空間だった。

私はその島を訪れた際、手持ちのお金が少ないことに気づきどこかしらATMでおろせるところがないかと探したのだが、前述したとおりコンビニもないし当然銀行もなかった。
「困ったなぁ。でも島の人たちはどうしているんだろ?」
と、半ば諦めかけたときに見慣れた緑色の葉っぱのマークを見つけたのだ。そう、その島には郵便局があったのだ。

小さいけれどもきれいでさっぱりとしたその郵便局には地元の人と思われるかたが何人かおり、近所話をしたり、小包をだそうとしていた。郵便ネットワークの末端を覗いた気持ちになり、郵便局ってすごいなとすっかり感心してしまった。

現在、国会を解散してその是非が問われている郵政民営化だが、私は現在の法案内容では反対である。はたして、民営化したあとに阿嘉島のような採算が絶対にとれないような場所にある郵便局は何事もなくそこにありつづけることができるであろうか?

私の周囲の人の意見を聞いてみても民営化に賛成する声のほうが多いように感じる。確かに都市部では、銀行に負けないためにサービスの向上が図られ多くの人がその恩恵をこうむるかもしれない。その見返りに近くの郵便局がなくなってしまい生活に決定的な大ダメージを被る人たちがいることを想像してほしい。

たったの50円の切手を張るだけで日本全国津々浦々に手紙が届くことってすごいことだと思うんだよ。ホントに。



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