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この夏の散歩のお供に♪「TEXAS」安藤裕子 [音楽]

雨上がりの風の匂いや

 

日が落ちる寸前の日差しの柔らかさや

 

夜空に流れる白い雲の美しさ 

 

そんな、思わず誰もが歌にしたくなるような風景を詩として紡ぎ、そして独特の透明感を持った声で歌いあげることができるシンガーソングライターの一人、安藤裕子

 

「ふ♪た~り~の~♪ じ♪か~ん~も~♪」

 

と、彼女が歌う「のうぜんかつら」が、月桂冠のCMにノークレジットで使用されていたため、問い合わせが殺到してニュースになり、

 

また、その「のうぜんかつら」が収録された最新アルバムが「Merry Andrew」10万枚を越すヒットを記録したりと

 

今、旬な女性シンガーソングライターの一人であろう彼女の最新シングル「TEXAS 」は、これから、天井しらずに暑くなりそうな、この夏の清涼剤になってくれそうな極上の「切なポップ」ソングだ。

   

「僕なりに考えて 出した答えの中に

 君だって 何だって

 いつまでも紡ぎたいんです

 

 風がぬるくたって  君が手をつなぐなら

 汗ばんだ手を拭いて

  いつまでも 歩いてこう」

TEXAS /安藤裕子より)

 

こんな唄いだしで始まるこの歌に耳をすますと

 

 

夏の日の暑さが残る、生ぬるい風が漂う夕暮れに

散歩にでかけた「僕ときみ」

何かのきっかけでケンカしてしまって

ちょっと気まずい空気になったのだけれども

しばらく歩いているうちに「僕」が微笑みかけたことがきっかけで

「君」も手を伸ばして

二人は手をつないで仲直りしてしまう。

 

 

そんな、情景が浮かんできてしまった。

 

 

「異なった」価値観を持つ「人」同士の二人が

「同じ」時間を共有する「恋人」という関係。

 

想いあっていても、傷つけあってしまうのは

悲しいことなのかも知れないけれど

それでも、「手をつないで」一緒に歩いていこう

 

と、歌い上げるこの歌は、優しく、そして、ギュッとするほど「切ない」気持ちにさせてくれる。

 

 

サウンド安藤裕子の個性的な歌い方を、気持ちよく色づかせるために響きあう

ドラム、ベースライン、ギター、そして、オルガン・フレーズが本当に耳に心地よくって

 

今日みたいな、じっとしているだけでも汗ばんでしまうような夏の日の夕暮れに、散歩のお供として連れ出したくなる一曲です☆

 

TEXAS

TEXAS

  • アーティスト: 安藤裕子, 山本隆二, 岡田冨美子, Pim Koopman
  • 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD


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コメント 7

7-stars

トラバありがとうございました。トラバさせていただきます。
安藤裕子っていうのは本当に本当大好きで、何回もリピートして聞くくらい大好きで、だからちょっと辛口になってます。いい曲だとは思うんですけど。
by 7-stars (2006-07-27 07:00) 

Cinemanabu

>7-starsさん
コメント&TBありがとうございます♪

私も、大好きなミュージシャンの作品に対し、思い入れが強すぎてついつい辛口に評価してしまうことってありますよ。

今回のMaxiは、カップリングも聴き応えがある曲なので、インパクトにかける「TEXAS」がタイトル曲なことをどうして?と、感じているかたがわりと多いみたいですね。

ただ、どの曲をタイトル曲にするかに関しては、アーティスト本人の意向よりもレコード会社側の意向の方が強く働いてしまうこともあるので、難しいところですが。
by Cinemanabu (2006-07-27 10:29) 

まり

トラバありがとうございます。
私は歌詞はあまり重視していなくて、
何かこう、ビッとくるかこないかで聴く音楽が決まるんです。
歌詞はあとからついてくる。。。というか。
「TEXAS」なんでこのタイトルなのか、わかりません。
でも好きです、この曲。
by まり (2006-07-27 23:52) 

aibonn

トラバありがとうございます☆トラバさせていただきました♪アートワークも含めて大好きなんですよね。この人の声は、惹きつけて離さないものがありますね、大好きです。
by aibonn (2006-07-28 05:48) 

Cinemanabu

>まり さん
コメントありがとうございます♪

私も安藤裕子は、まず、その声とメロディに惹かれて聴き始めたアーティストの一人です。でも、改めて、歌詞に耳を傾けると、これまたステキで今回、記事にしてみました☆

それにしても、たしかに、この曲どうして「TEXAS」なのかが、ちょっとわからないですよね。カントリーっぽい雰囲気だからかな?

>aibonnさん
コメント&TBありがとうございます♪
安藤さんは、ジャケット等のアートワークにも深く関わっているみたいですね。 センスの良さがいろんなところから滲み出ていて、スゴイなぁ~と感心してしまいます。

彼女の声は、ちょっと粘着質で独特の発声法で、例えば今回の曲では「わらう」という言葉が「(わ)らう」と唄っていたりしていて、そこがまた魅力的でいいなぁ~と思ってしまいました☆
by Cinemanabu (2006-07-28 10:00) 

かえる

 トラックバックありがとうございます。 お返事遅れてしまい、申し訳ございません。

  この曲歌詞の中に一回も「TEXAS」って言葉は一回も出てきません。 インタビュー関係にもその件については何も書かれていない様です。 Bigger Than Texas=友、同盟者。 俗語系ですがこんな意味もあるようです。 拡大解釈すれば、なんとなく解る様な解らない様な感じ。 この夏は、地方へのプロモ&レコーディングだそうです。 インタビュービデオ見る限りでは、相変わらずの上がり症に見えますね。 ゴーイング・バック・トゥ・チャイナが、内輪では一番ウケが良かったですね。

 年末ライブのチケット取りました。 4月のライブよりどれだけ成長するのか、楽しみですね。
by かえる (2006-08-10 23:26) 

Cinemanabu

>かえるさん
コメントありがとうございます♪
自分も忙しくなるとコメントへの返事が遅れることも多々あるので、お返事はいつでも嬉しいです。

「Bigger Than Texas」=友、同盟者

と、いう言葉、初めて知りました。
もし、ここから彼女がタイトルを持ってきていたのなら、博識ですねぇ。でも、このふわふわとした「解るような解らないような」感覚が、彼女っぽくて、そうなのかもなぁ~と思ってしまいました。

「TEXAS」の感想を聞いてみると「ゴーイング・バック・チャイン」がたしかに評判がいいみたいですね。私は、どの曲も持ち味があって聴いていて気持ちいいです♪

年末のライブに行かれるのですね。私はまだ、彼女のライブは未体験なのですが、あの独特の唄いまわしは、ライブで聴くとまた違った感動がありそうで、一度は行ってみたいです。年末のライブ、行ってみようかな☆
by Cinemanabu (2006-08-11 09:46) 

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